マーダーミステリー『エイダ』制作時の想いを教えてください。

マーダーミステリーでは、選択したキャラクターの視点でしか物語を体験することはできません。そのため『エイダ』制作時には、意味のないキャラクターを作らないことを強く意識していました。当時この業界で主流だった作風とは少し異なっていたため不安がありましたが、今となっては無事に作り上げられて良かったと思っております。
今回マーダーミステリー『エイダ』の持つ“物語としての魅力”に着目し、朗読劇として展開いたします。現在の心境をお聞かせください。

完成が待ち遠しいです。恥ずかしながら、この話をいただく前からアニメ化や演劇化がなされた場合、どうなるのだろうと考えていたことがありました。まさかその妄想がこのような形で実現するとは、思いもよりませんでした。朗読劇では脚本に携わっていることもあり、エイダのキャラや世界観をより解像度を上げた形でお届けできればと考えております。
マーダーミステリーの他、様々なジャンルで活躍されていますが、今後挑戦してみたいことがございましたら、教えてください。

目下挑戦していることとしては、初のストーリープレイング制作を行っています。また、自分の専門分野外ではありますが、いずれ小説を制作してみたいという気持ちがあります。私の主たる思いは、人の心を揺さぶるようなコンテンツを作りたいというものが主軸なので、マーダーミステリー以外にもその可能性を広げていきたいと考えています。
朗読劇「エイダ」についての意気込みとファンに向けてメッセージをお願いします。

「エイダ」をマーダーミステリーとして既にプレイした方にも、「エイダ」を朗読劇として見ていただく方にも楽しんでいただける脚本に仕上がったかと思われます。このように朗読劇化のお声がかかったのも、私の作品を楽しんでいただいた方々一人一人のお声が大きいかと思われます。本当に心の底から、感謝しております。